人の成長には環境が大事ということと頑張る女性は美しいという話
映画を観ました。
『ドリーム』という黒人女性がNASAの開発に携わったという実話。
働く女性の話だけど、それよりも自分の置かれている環境によって人は変わるということを考えさせられる映画でした。
生まれた環境、育った環境、職場の環境、上司という環境、何よりも“常に危機感を感じている環境”。
必死さが伝わってくる映画でした。
観終わった時の感想。
「私は恵まれてる。」
私たち日本人は恵まれている という方が正しいかも。
日本の中にもいろんな偏見や差別が今もあるんだろうけど、私は実際にあまり目にしたことがないし、自分がそのターゲットになったことがない。(学生時代ちょっとイジメられたとかはあるけど)
恵まれた環境が当たり前になっている日本人にとって、危機感を感じて仕事するというところから一番遠くにいるのかもしれない。
黒人差別が当たり前の世の中での話。
仕事がなくなると自分も家族も生きていけなくなる。
やりがいのある仕事、好きな仕事をやり続けたい。
そんな状況での
クビになるわけにはいかないという危機感。
だから仕事を必死にやる。
上司(白人)に反論するとクビになるかもしれないという危機感。
だから耐える。
言われたことだけをやっていたら必要とされなくなる時が来るという危機感。
だから先を考えて仕事をする。
私には彼女たちのような危機感はない。
もし仕事がなくなっても死活問題とまではいかない。
もしどうしても嫌なら転職という道も無きにしも非ず。
危機感を持ちにくい。仕方ない。そんな環境なのである。
日本でも昔の女性は大変だったと思う。
でも映画の女性は、女性差別に加え黒人差別というもっと大変な環境の中、信念を貫いて歴史に名を残す人となった。
想像でしか彼女たちの苦しみを感じることはできない。
彼女たちの唯一の救いが、実力を認めてくれる上司や周りの支えがあったから。
でももし、この上司が映画とは違ってごりごりの差別人で、彼女たちの実力を認めない人だったら、彼女たちの能力は発揮されることもなく埋もれたままで終わったんだろうなと思うと、周りの人、上司、環境が人生には大きく関係するとしか思えない。
だから世の中の“上”に立つ人は、偏見や好き嫌いで部下を判断するのではなく、能力や人間性を平等に的確に見抜きその人の良さをより伸ばすことが自分の仕事だと認識する必要があるんだと思った。
自分が店長時代、それを認識できてなかったし、もしそれが認識できてたらもっとスタッフを楽しく仕事させてあげれたのではないかと思ってしまう。(毎回書いてて思うけど、私はかなりの後悔と反省がこの時代にあるんだと自分で思うw)
危機感からしか「変わらなければ」という気持ちは湧いてこないという話を友人とした。
日本は世界から見ても、安心安定の生活ができている国で、そこに住んでいる私たちは、内戦があっている国や発展途上国のように「明日死ぬかも」「なんとかしなきゃ」という危機感はそんなに感じたことがない。
私たちは無理に急いで変わる必要がない環境なのだ。
危機感がある人たちの必死さと、私たちの必死さを比べたら、危機感がある人に敵うわけがない。
映画を観ていて、“よその国の事” “映画の話” という常に引きの目線でしか観れなかったのはきっとそんなところからだと思う。
でもじゃあ、今のままでいいのかというとそうではなく、いくつかのメッセージはあった。
正しいと思うことは自信を持ってやる。
先を考え早めに対策をとっておく。
変化を怖がらない。
愚痴を言うよりやれる可能性を探して行動する。
努力は裏切らない。
この映画も、先日読んだ革命のファンファーレも、危機感を感じ方は職業によって違うんだと思う。
「自分の作品」を持っている人と、サラリーマンとして会社の一員として働いている人とでは感じ方が全く違うんだと思う。
自分に置き換えられるところはどこか。
自分がやれるところはどこか。
その前に、自分が変わりたいと思っているのか、変わらないといけないと思っているのか。
根本を自分に問うところから考える必要があるかもしれないなと思ったのでした。
あ、イマイチな感じに思えちゃう感想ですが、泣ける映画でした!!
結構泣きましたwww
ポップコーンこぼしたのも悲しかったけど、そんなこと忘れるくらい感動しました。
興味があったら観てみてね( ̄▽ ̄)
私の好きな映画たち。
好きな映画の共通点を見つけた。
・ノンフィクションまたは実話を基にしている話
・ハッピーエンド(ララランドは私にとってハッピーエンドではないが)
・頑張る女性が主役
今回の『ドリーム』もこの3点に当てはまっている。
友達が面白いよって言っていたのもあるけど、私の好きな要素が全部あったので観たいと思ったというのもある。
頑張る女性はカッコいい!!
何度観てもテンションが上がる映画たち。
さ、次は何を観ようかな♪
アマゾンプライムビデオではお友達に「絶対好きだと思う!」と勧められた実話を基にした映画を観てる途中。
またそのうち観た映画をまとめてブログ書こうかな。