髪切ったね
「髪、切ったんだね!」と声を掛けたら、とても嬉しそうに「気づいていただけたんですか?!嬉しい!」と可愛い人が言った。
髪を切ったことを気づいてもらえると確かに嬉しい。
ちょっと切っただけなのに気づいてもらえると、なお嬉しい。
なぜか。
ということをふと考えた。
変化に気付くということは、その人に興味があるということ。
いつも見ていないと変化に気付かない。
興味がないと気づかないし、興味がないと気づいても言わない。
だってその後に必ず会話が付いてくるから、その人との会話が煩わしいと思ったら気づいても言わないから。
だから「髪切ったね」という言葉は嬉しいのだ。
旦那が髪を切ったことにも気づかない とよくある妻の不満のセリフ。
気付く=興味を持っている だから。
気付く=いつも見ている だから。
気付く=興味がある だから。
もしも
気づいていても言わないとしたら・・・興味がないということだから。
人と人のコミュニケーションで、
良好な人間関係を築こうと思ったら大事なのは、
「相手を気持ちよくする」ことだと思う。
相手が喜ぶであろうことを『伝える』ことが大事なのだ。
「喜ぶこと」が大事なのだ。
「太ったね」とか「シワが増えたね」とかではなく
「髪切ったね」とか「その服に合うね」とか「ごはんが美味しい」とかである。
世の旦那さんが気付かないと不満を言われるのは、
もしかしたら世の奥様が「気付いてもらえることは嬉しい」と気付かせてないのかもしれない。
まずは自分から。
相手を変えるのは大変な労力だが、
自分を変えるのは簡単なのだから。
「髪切ったね!」で、「切ってないよ」と言われた時は
「あ、そうなの?なんか今日の雰囲気いつもと違ってたから♪」
と返そう。