証明写真

toddler wearing head scarf in bed

証明写真の提出が必要で、役所に設置されている証明写真の機械を利用した。

やりすぎ感が出るのも嫌なので、900円の美白モードではなく800円の通常モードで撮影した。

写真とは、「真実を写す」と書く。

と約20年前にカメラマンをしている友人に言われたことを、また、思い出した。

なんてこった。

世間でブルドック線といわれているものが自分の顔に写っているではないか。

マスクをしているから日中あまり目にすることのない顔の下半分。

自分の顔をマジマジ見るのは、

まだ重力の影響を受けていない朝メイクするときか、

お風呂で水分をたっぷり含んだ夜のお風呂上りである。

重力に引っ張られ、乾燥した外気にありったけの水分を持っていかれ、仕事の疲労がジワジワト出てきているであろう平日の夕方に撮った結果がこれだった。

自分では気づいていないが、毎日こんな顔を人にさらしているのだという真実と、

自分が思っているよりも老けている顔面であるという真実を突き付けられた私のショックたるものや。

真実を写す写真。

おそるべし。

だがしかし、真実を知ることができてよかったと思う。

スマホのカメラの性能が上がり、加工技術も日々進歩していて、いい具合に写る情報もあふれる世の中で、こんなにも実際の自分と誤差の少ない状態で映し出してくれる写真のおかげで、昨日から顔トレを始めた。

口を大きく動かして「い」と「う」を交互に言うやつとか、口を閉じた状態でベロで唇の裏側を円を書くようになぞるとか。

千里の道も一歩より

ローマは一日にしてならず

アラフィフの少しでも若くありたいと願う悪あがきは今日も続く。