やってみて考えるからわかる自分のこと
私、買い物はサクサクっと決めて、チャチャッと終わるタイプです。
なんども試着・・・面倒臭い。
他にもいいものあるかも…と思って数件回る・・・面倒臭い。
直感的に自分が好きなもの、似合うもの、好きなタイプ、気があう人を選ぶ能力は長けている方だと自負してます。
私は『そこにあるものから選ぶこと』は得意なのです。
子供の頃から、あるものを真似すること(写生とか)、あるものを分析すること(読書感想文や売り上げ分析とか)、できたものを集計すること(売り上げ集計とか)は得意な方だと思います。
『言われたことをする』こと、『あるものをアレンジする』こと、『マネする』ことはよくできる方みたい。
100点満点はこれ。というものが見えていて、それに近づけること、人よりも上手にできるように努力することは得意みたい。
でも、この歳になってわかってくることがあって。
私は『ゼロから作ること』「お手本がないこと』『自分の好きに作ること』がとても苦手ということ。
数年前から友達と作っていたビジョンマップもしかり。
先日のしめ縄作りの時に改めて確信した。
『好きに作っていいよ』って作業が、苦手だということを。
「好きな材料を選んで〜」は、特に問題なく。
「好きな材料で、好きに配置して〜」で、手が止まる。
先生の見本が欲しい。
他の人がどんな風に作っているのか気になる。
私が選んだものはおかしくない?
これとこれは合う?
本当?これ、『正解』?
この配置は変じゃない?
おかしくない?
そんなことが気になって、決まらない。
誰かに「いいよ」って言って欲しい。
誰かが「いいよ」って言ってくれる安心感が欲しい。
私は苦手なんだな、一人で何かを作り出すことが。
本当にそう思った。
それはもっと前から気づいてた。
だから、何かを作り出す作家さんを尊敬するし、羨ましいとも思う私がいる。
新しいものというか『人がやってないこと』を『一人で』やることに対して不安しかない。
いつから私はソレが苦手なのか。
きっと小さい頃から。
夏休みの自由研究なんか私一人みんなと違ったらどうしようと不安でしかなかったし、
制服の衣替えの時はみんなが何着ていくのか確認しないと学校に行くのが不安だったし、
幼稚園の頃は一番乗りしたくて早くに幼稚園行って誰もいないのが不安で一度家に帰ったし、
『みんなと一緒が安心』なのは小さい頃からだった。
典型的な日本人やん、私。
だから、みんなと違うことをなんとも思わない人を羨ましく思う。
ゼロから何かを生み出している人を尊敬する。
人がやってないことを真っ先にやる人を尊敬する。
一人で、人と違ってもふーんって気にせずにいられる人を尊敬する。
小さい頃って、みんな自分と同じなんだと思ってた。
感じ方や考え方。
大人になってもしばらくそう思ってた。
だから「みんな◯◯だよねー」とか「フツーこうだよね」って気にせず使ってた気がする。
だんだん「みんな違う。“みんな同じ”はない。」って頭ではわかってきても、頭と心の両方では理解きてなかったと思う。
その後、徐々に今の私になってきた。
だから、自分のことを掘り下げて考えるようになったし、こんなこと言ったら笑われるかもなんて気にしないで発信できるようになったんだと思う。
まだまだ「人と違う」ことに恥ずかしいと感じることはある。
でもそこは、「一般的な常識でOKか」「人に迷惑をかけていないか」という最低限のマナーは守って、もっと自分を出して動いていきたいなと思う。